まえだ・かや さん
修行時代から数えると20年以上、エステティシャンをしてきました。
お肌の美しさを引き出す知識や技術を覚えたかったのがエステティシャンになった動機ですね。また一方で、自分がオーナーセラピストとして開業することも目的にしてきました。開業して10年ほどですが、クライアントさんからのご紹介でサロン活動の幅がゆっくりと広がっていくスタイルになりました。エステティシャンになったばかりの頃は、できる技術はフェイシャルだけでしたから、いろんなケアを覚えたくなりました。その好奇心が育っていく過程で「じゃあ、食べ物はどうなの?」など、身体に良いモノ・良いケアをトータルで提供したいという夢が生まれました。
―― 食事の勉強をされたのは
まえだ・かや さん
かなり昔からですが本格的に食事を考えるようになって15年ほどでしょうか。母の看病をきっかけとして取り組むようになりました。
―― クライアントさんはまえださんのケアの技術であったり、生活のアドバイスであったり、ということについて、そこで表現される柔らかな空気感というものに魅了されているように思いますが、ご自身ではどのようにとらえておられますか
まえだ・かや さん
昔は今と全然違っていて、美と健康についてかなりストイックでしたよ。自分にも大変厳しく向き合っていました。面白いことに当時の方が調子が悪かったと感じます。つまり自分にとっては、ストイックさは、さほど良いことではなかったと思います。今の結論としては、まず、ストレスをなくすことが大事だと実感しています。
―― 今のクライアントさんへも、楽にするという路線でケアを考えておられるのでしょうか
まえだ・かや さん
クライアントさんは皆さん、ケアの前にはそれぞれのお悩みをお話しされますよ。でも、ケアが終わった時に最も大事なことは、その方が「ああ心地よかった」「ああスッキリした」という満足感を感じておられることです。そういった言葉が聞けた時には、この人にはこの方法が一番よかったんだと、捉えています。「こうしてください」「こうしたほうが良い」ということは、情報はお渡ししますが、決して無理強いはしないです。
―― クライアントさんとの勉強会も開催されていますね
まえだ・かや さん
クライアントさんとは定期的に、発酵食品の勉強会・食事会を開きます。また、オイルも肌につけるオイルのことだけではなく、食事としてのオイルの作用などについても勉強会を開いています。
私たちは、食品のことも知らない・知らされていないことも多いでしょう。購入の判断材料は用途と価格くらいです。つまり、「知らずに選んでいる」あるいは「知らないから、選ばされている」という側面があります。私たちが製造方法まで知ったら決して買わないだろうという食品でも、知らないから買っている。という側面がありますよね。
まずは知っていただいて、でも、いつもいつも良いモノばかりは選べないですから、知っている上で、上手にコントロールしてもらいたいです。上手にコントロールして「バランス」をとってほしいのです。
―― 美や健康の領域で抜け落ちがちなのが「それが心地良いのか」
「ハッピーになれたのか」という視点。「ソジャットヘナ」のブランドコンセプトは、「これが人の幸せにつながる」ということです
まえだ・かや さん
その感覚が、「ソジャットヘナ」の使用感とマッチしています。滑らかさがありますね。ヘナケアをされたことのない方がソジャットヘナでケアをすると、心地良さを素直に受け取っていただける。いろんなヘナを試してこられた方だと「ソジャットヘナ」を使うまでに「15分で染まるヘナはない。それは何か化学薬品が混ざっているに違いない」などとおっしゃったり、意識のブロックがあることも珍しくないです。知らなかった人の方が、違和感なく体験してもらえているかなと思います。
―― セルフケアで言うと、お母さんが白髪のケアに使ったら、心地良いのでお子さんやご主人をはじめ、家族のケアを始められるケースが少なくないですね。
まえだ・かや さん
そういう習慣に自然とたどり着く人が多いですね。私は最初、量販店で売られているヘナよりも値段が高かったので、ご紹介しにくいのかなとも思いましたが気がつけば、これはケアをするうえでは標準になっています。
モノとしても「滑らかさ」がキーワードです。私が扱っているクレイも、とても滑らかなクレイで評判ですが、植物と鉱物の違いはあっても、どちらも滑らかさが特徴のケアアイテムです。自分にとってはこの滑らかさが大事なんだなと思います。 Fin. |